江島神社
御祭神は、天照大神と須佐之男命の誓約によって生まれた三女神で江島大神と称されます。
三女神とは奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)、中津宮の市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、辺津宮の田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)です。
古くは江島明神と呼ばれていたのが、仏教との習合によって江島弁財天として信仰されるようになり、海の神、水の神、幸運、財運、芸道上達の功徳をもたらす神として仰がれています。
みぞれまじりの雨の中を神社へ向かいます
昨年12月、みぞれ混じりの雨の中、江島神社を参詣してきました。
藤沢駅から小田急線に乗り換え、江ノ島駅に到着。雨の降る中、江島神社へ向かいます。
時刻は朝8時。駅前のコンビニでコーヒーを買ってマイボトルへ移し替える。この日は日曜日でしたが人通りは全然。店員さんにいつもと違いますよね、と聞いてみたらやっぱり雨と寒さのせいで今日は全然人がいないそう。冷たい雨の中、橋を渡って島へ向かいます。

駅の構内にあった島のオブジェ。島内の神社として見てまわるポイントは三社と岩屋かな、とあたりをつけます。

参道の土産物屋や飲食店はどこも準備中。雨脚も強く傘を差していても足元が濡れてくるほど。
ささっと回って駅に戻ろうと思いながらもしっかり島内を巡ることとなりました。
結局、2時間半ほどかけて参拝をしてきました。

ようやく江島神社の境内に着きました。ここから山を登っていき三社巡りをしていきます。
辺津宮(へつみや)

最初に出てくるのが辺津宮。島内は24時間参拝可能とのことですが、社務所や受付が開くのが8時30分。まだ準備されている中を参拝させてもらいました。

ここから中津宮を目指し、島内を奥へと進んでいきます。

こちらは奉安殿。勝運祈願の神様である八臂弁財天(はっぴべんざいてん)、音楽芸能の神様である妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)が祀られています。

道中、つがいの烏を見かけました。この辺りからさらに結構な段差の階段を登っていき中津宮へと向かいます。健康な大人でも三社と岩屋まで行って戻ってくるのはなかなか大変だと思います。
中津宮までは屋外エスカレーター(江の島エスカー)で行くこともできるので体力に自信がなければ無理せずに利用した方がいいと思います。
中津宮(なかつみや)

中津宮は市寸島比賣命が祀られています。美しくなりたいという女性の願いを叶えてくれる人気の社です。
市寸島比賣命は奈良の天河神社にも祀られている神様ですね。9月に天河神社を参拝した際に、ご祈祷してもらい木札もいただいてるので、こちらでもしっかりとご挨拶とお礼をしてきました。
弁財天とは、インドの女神パールヴァティーが伝来した際に成った神様。大陸から来た神様と習合した影響か独特の趣のある社です。
本殿の中を覗き込むと、装飾などの色味が多彩で仏教を思わせるような絵も描かれていました。

美の神様の社とあって、雨の中でも朱色が映える立派な社。むしろ雨の中で儚さを感じる趣がありました。
中津宮から奥津宮まではここから少し距離があります。こんな雨の日だったのでほとんど参拝客と会うことなくゆっくりと歩いてまわることができました。


奥津宮(おくつみや)


三社の中でも特に気に入ったのがここ奥津宮。後述する出来事もあってか、ここが一番雰囲気が良かったです。
理由のひとつが、柏手がよく鳴ることです。拝殿にて柏手を打つと気持ちよく響くんです。少し離れた本殿へ飛んでいくかのように。
まるでコンサートホールで出した声が客席の後ろの方まで響き渡るかのような感覚。
静かな空間の中、雨音を聞きながら心で感謝を述べました。
あまりに雰囲気が良かったので、最後帰り際にも立ち寄ることになります。その時に思いがけない出来事に遭遇します。
島内を奥へ進み、岩屋を目指す
奥津宮を後にし、ここから散策をしながらさらに島内を奥へと進み岩屋を目指します。

龍宮(わだつみのみや)。古来より龍が棲む場所とされ龍神信仰が篤い江の島。
この神社は龍神を御祭神として岩屋の真上に位置する場所に建てられています。

「天女と五頭龍」の恋物語にちなんで造られた龍恋の鐘。

稚児が淵。灯籠の上に鳥が止まっています。




自然の風景を楽しみながらゆっくりと時間をかけて岩屋まで進んでいきます。
江の島岩屋

江の島岩屋。第一岩屋の奥へ向かっていくところになります。
一番奥にあったのは石でできた社。なんとも衝撃的な印象を受けました。
そこは光のない世界、音も遮断された無を感じさせる空間。
蝋燭に照らされた社がこの狭い洞窟の世界・宇宙の中心であるかのように思えてきます。
もしその時代に生きていたとして、こんな洞窟の奥にいることを想像するだけでたまらなく不安になります。
何かの弾みで洞窟が崩壊するかもしれない恐怖もあります。こんな気が触れそうな真っ暗な空間で修業者は何を思い、何を会得したのでしょうか。とても興味があります。


岩屋から見た海と、外から見た岩屋の入り口。

第二岩屋の奥にある龍神。
奥津宮で〇〇に遭遇
岩屋を後にし、きた道を戻って行きます。改めて奥津宮に寄って参拝をしたいと思っていました。柏手が気持ちよく響くのでもう一度鳴らしたかったんです。

先に参拝されていた方が写真を撮られていたりしたので、少し離れて待ってから改めて参拝。
その後のこの写真を撮ったんですけど。その直後。
何かが左側からお賽銭箱の辺りを通って右の塀の方へ駆け上がっていくのが見えました。

この奉納された石の塀を渡って真ん中の木の上へ駆け上がって行きました。

正体はこれ。おそらくイタチですね。
夢中で写真を撮っていた中に辛うじて映り込んでました。
なんでしょうか。帰りにまた奥津宮へ寄って行きたいって心の中でずっと思っていたので呼ばれたんだなって感じがしています。
偶然にしてはよくできていると思うので、これは神様からの小さなご褒美だと思っています。


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