丹後一宮元伊勢「籠神社」、奥宮「真名井神社」
京都府宮津市にある日本三景「天橋立」、この美しい景色を望む場所に神代より神々の鎮座する神域があります。
丹後一宮元伊勢「籠神社」そして奥宮「真名井神社」、かつてこの地に伊勢内宮・外宮の神様が同時に祀られていたことがあります。他では類を見ないとても珍しい神社です。
籠神社
主祭神は、彦火明命(ひこほあかりのみこと)。天照大神の孫で、天孫邇邇藝命(ににぎのみこと)の兄弟神です。この地に養蚕や稲作を広め開拓された神様になります。
相殿は、豊受大神(とようけおおかみ)、天照大神(あまてらすおおかみ)、海神(わたつみのかみ)、天水分神(あめのみくまりのかみ)。
真名井神社
御祭神は、豊受大神(とようけおおかみ)。産業・衣食住の神様。月神の一面をお持ちであり、天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と同神であると伝えられる。
元伊勢の由来
神代から奥宮の地(真名井)に吉佐宮(よさのみや)として豊受大神が祀られてきました。
その縁あって崇神天皇の時代に天照大神が笠縫邑(かさぬいむら)からお遷りになり、吉佐宮で天照大神と豊受大神が四年間一緒に祀られていました。
その後、天照大神は垂仁天皇の時代に、豊受大神は雄略天皇の時代にそれぞれ伊勢にお遷りになられます。これらの故事に基づいて、内宮そして外宮の元宮という意味で「元伊勢」と呼ばれています。
参詣のきっかけ
最近、Youtubeでもよく神社・スピ系チャンネルをチェックしています。
昨年からよく見ているのが羽賀ヒカルさんの神社チャンネル。そこで取り上げられてたのをきっかけに籠神社・真名井神社を知るようになりました。
他にも最近読んだ小説『アマテラスの暗号』でも重要な鍵をにぎる神社として籠神社、そして奥宮の真名井神社が出てきます。
こうしたことがきっかけで元伊勢籠神社にとても興味を持つようになり、今回参拝することになりました。

丹後鉄道で天橋立駅に向かう

参拝に行ったのは昨年12月。早朝に家を発ち、大阪駅を経由しお昼前に福知山駅に到着。ここから京都丹後鉄道に乗って天橋立へ向かいます。

乗り換えまでに時間があったので駅前のお店で名物のゴムそばを食べました。
店主の方によるとさっきまで雨降ってたけど晴れてきたとのこと。
天橋立まで行くと話すと、あっちは雨だと思うよ、とのこと。残念。覚悟して向かいます。
丹後鉄道の車内は落ち着いた木目調の綺麗な内装で、観光気分を味わいながら1時間過ごします。

発車前に外国人のお姉さんに「この電車は天橋立に行くか」と尋ねられたので、「イエス」、そうだとジェスチャーしましたが、宮津が終点でそこから乗り継ぎということでした。
言わなくても分かるかなぁと思いながら、宮津でちゃんと伝えてあげたら、どうも分かってなさそうだったので安堵。
天橋立駅について、とりあえず観光案内所に立ち寄ります。マップをもらって神社の場所も教えてもらいました。予習をせずにその場その場でぶち当たっていくスタイル。
雪がちらつく中、智恩寺を参拝
天橋立を渡る前に、駅から近い「智恩寺」に立ち寄ります。「三人寄れば文殊の知恵」で知られるお寺です。

参道を歩いてると雨混じりの雪がちらついてあいにくの曇天。
日本海の寒さを感じながら、山門を潜って行きます。
境内にはお守りとかお札とか神社で置いてあるようなものがたくさんあって一瞬ここって神社なの?と思いましたが、お香たいて手を合わせてお願いごとするスタイルでした。
そのすぐ後で知りましたが、天橋立神社がもともとこの地にあったそうです。神仏習合の名残が色濃く出てるなぁと思いました。
天橋立を散策


そんなこんなで天橋立を渡って行きますが、さすがは日本三景。
景色が本当に綺麗で、海・浜辺・松の組み合わせが時代劇を思わせます。大好きな藤沢周平の小説に出てくる海坂藩を練り歩いてるような気分で散策。

天橋立神社へ立ち寄ると天からのご褒美

天橋立の中にある天橋立神社。
創建を読むともとは智恩寺にあったそうでそこからここへ移動してきたとのこと。

参拝をしようとすると、ここで思わぬご褒美いただきました。

曇天から陽がパァーッ差してきたかと思うと、晴れ間が広がったんです。
これは天からのプレゼント。感謝してご挨拶させていただきました。
この日は平日だったのと、昨日よりも気温が低くなり寒さが増してきたこともあってか人通りも少なく、ひとりだけでゆっくりと参拝できました。
周りにも人はいなかったので声を出して祝詞奏上させてもらいました。


駅から籠神社までは約3キロ、徒歩で50分ほどと結構歩きます。
籠神社参拝


念願の籠神社に到着です。
歴史の古い神社ですけど、参道から真っ直ぐに伸びる社の佇まいは荘厳であると同時にスタイリッシュですっきりとしていて美しさを感じます。

あと見たかったのがこの狛犬。
小説「アマテラスの暗号」で知ったのですが、ここの狛犬には角がついています。
日本にはいない動物(獅子など)、あるいは空想上の生き物ではないかとのこと。つまりは大陸から伝来してきた可能性を示唆します。
これは神代から繋がる籠神社の歴史の中で、その途中に大きな影響を及ぼした外的存在があった可能性を示すというお話です。
そうなれば籠神社に限らず、神道の歴史においても語られない秘密があるかもしれませんよっていう想像が膨らむ物語です。
歴史の長い神社だとこういう名残が見られることがあるそうですね。
参拝客も少なくてうまい具合に人気がなくなったタイミングだったので、ここでもしっかり参拝し祝詞をあげさせてもらいました。

奥宮へ向けて歩いていきます

奥宮の真名井神社はここから500mほど進んだところにあります。
人気の少ない道を歩いていくと、

熊出没注意の看板にドキッ。さらに奥に進むと動物注意(熊、猿、蛇、猪)の看板も。

ここまできて引き返すわけはないんですが、躊躇してしまいます。
道中に目の前の電柱に止まったカラス、鳴き声は1回。少し間を開けてまた一回だけ鳴くんです。これ結構珍しくて普通は3〜6回鳴く気がするんだけど。調べてみたら鳴き声の回数で1回というのは仲間内の挨拶みたいなもののようです。
近くに仲間がいたのか、山間なので住処が近いのかもしれません。でも、なんとなく自分に向けてくれた挨拶なのかなと思うようにしました。
真名井神社参拝

真名井神社の参道、鳥居をくぐる前から一瞬にして空気が変わります。
悪い意味ではなく、冷気を感じました。すこし重みのある張り詰めた感覚。


狛犬が龍になっているのも珍しい。水と関係ある神様らしいのでそれが関係しているのか、もっと深い理由があるのかもしれません。

参道からずっと一人きり。そのおかげかいつもに増して最高の体験ができました。
ここは、本当に日常の世界とは隔離された特別な空間。嫌な雑音が一切なくて自然の声だけが聞こえてくるような状態。その空間へじわりじわりと自分も混ざっていくようなイメージを持ちました。
誰も人がいなかったので一層特別な感覚でその場所にいることができました。
とりわけ磐座の存在を目にした時は、本当にここに神様がいらっしゃるんだと強く信じられるくらいの存在感があります。
何もないところだけど、そこに何時間でもいたくなるような場所。本当に本当に素晴らしい。
ここは真のパワースポット。今まで訪れた神社の中でも特別なエネルギーを感じました。
参拝を終え、気づくとまた晴れ間が広がっていました。山の中腹から見える日本海がなんともノスタルジックでした。
改めて神様との繋がりを感じながら帰路に着きます。
帰り際に改めて籠神社の社務所へ行きました。
授与品のブレスレットを気に入ったのでいただいて帰りました。
いろんな種類とサイズもあって迷いましたが、籠神社、真名井神社それぞれの神様の神威を授かりたく2つ選びました。

巫女さんに話を聞いていると、やっぱり今日は寒さのせいか参拝客はいつもより少ないみたい。
でも雨は降ってなかったそうで天気はもってたみたいです。
本当に色んなことに感謝しながら神社を後にしました。帰り道は夕陽になっていく天橋立の風景を楽しみながら、きた道を戻って行きました。
神様からのお返事?!参拝後の小さな奇跡
それで話は終わらず、その後に起きた不思議な体験について話します。
参拝を終えて天橋立駅まで戻り、そこから京都丹後鉄道終点の豊岡まで行きました。
そこに宿をとっていたので荷物をおろします。その後、発声練習がしたかったので近くのカラオケ店に行ってきました。
そこで、チンチロチャレンジというキャンペーンをやっていました。サイコロを3つ振って出た目の組み合わせによって色んなサービスが受けられ、割引券ももらえるみたいです。

せっかくなので振らせていただきます、エイっと

したらば、びっくり。6のゾロ目が・・・。
驚いたのと同時に、思わず苦笑い。こんなことある?!
思わず店員さんに今日神社行った帰りにここへ寄ったって話をしてしまいました。


ポテト食べ放題と割引券をもらいました。(練習前なのでアルコール飲み放題は断念)
せっかくご利益あるならサイコロじゃなくて、宝くじをとか思いましたけど。
でもこれは神様がしっかり見ていてくれて、今日来たこともちゃんと分かってる、見ているからしっかり頑張りなさい、と合図を送ってくれている気がするんです。
そのことが確信できたことが、何にも変えがたい貴重なご褒美だと思っています。
その後疲れを癒しに城崎温泉へ
この日の締めくくり、旅の疲れを癒しに城崎温泉へ。


ひとっ風呂浴びて、疲れも吹き飛びました。なんとも贅沢な1日の終わりです。
それにしても不思議な体験が続く1日でした。


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