2025年10月、下鴨神社と吉田神社を参拝
最近は本当に京都によく来るようになりました。先月も来ましたし、再来月も来る予定です。
下鴨神社は前々から行きたいと思っていた神社。そして近くにある吉田神社ですが、とあることがきっかけでどうしても行きたくなったので合わせて参拝してきました。
今回はその様子を前編と後編に分けて話したいと思います。
下鴨神社(賀茂御祖神社)
神社によく参詣するようになってから、神社関連の書籍も読むようになりました。古代日本からの神社の変遷を考察したものや、小説など興味のあるものを読んでいると、しばしば下鴨神社の名前が出てきます。下鴨神社が日本の歴史、神社史からみても重要なファクターであることが伺えます。
下鴨神社、正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。賀茂一族の祖神をお祀りする神社です。
御祭神は西殿に賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)、東殿に玉依媛命(たまよりひめのみこと)が祀られています。
賀茂建角身命は、古代の京都を開拓された神様であり、金鵄八咫烏(きんしやたがらす)に化身し神武天皇の東征を導いた神様です。
玉依媛命はその賀茂建角身命の娘であり、神武天皇の母になります。そして上賀茂神社におられる賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)の母でもあります。
摂社の河合神社の御祭神も玉依姫命さま。美麗の神様であり、女性守護の神様としてご利益のある神社となっています。
他にも御手洗池で有名な井上社(御手洗社)など見どころある摂社・末社がたくさんあります。
鴨川(高野川)を北上し下鴨神社へ
京都の秋の観光シーズンが始まる10月下旬、京阪の出町柳駅を降りまして高野川の景色を見ながら川沿いを北上していきます。
時刻は朝9時を回ったところ。薄い雲が空一面にかかり、透き通るように青みを帯びた光が見えます。
鴨川(正確には高野川)の名前の通り、この辺りはカモがたくさん泳いでいます。そんな風景を見ていますと、京都に来たことを実感します。

京都の風景に溶け込むようにゆっくりと歩を進めていきますと遠くに社叢が見えてきました。ここからもうしばらく歩いていくと下鴨神社に到着です。
摂社の河合神社と参道「糺の森」

鳥居を抜けると、左手に摂社の河合神社がありました。早速お参りにいきます。
美人祈願の神様というだけあって女性の参拝客が多くて人気の高さが伺えます。授与品にも鏡のお守りがたくさん置いてありました。
拝殿の左端の方で参拝しようと思ったところ、左側の提灯のようなところに蜘蛛の巣が張ってありました。もう崩れかけで糸が垂れてる状態、蜘蛛もいなかったので払ってあげました。
せっかく美しい神様がいらっしゃる神社の拝殿ですから、その方が相応しいかと思い失礼させていただきました。
朝の新鮮な空気をめいっぱい吸い込みながら、二礼二拍手一礼し感謝を述べさせていただきました。
河合神社へのお参りを済ませ、南北に伸びる長い参道を歩いて行きますと、左手にいくつも末社がありました。中にはラグビーにまつわる末社もあり興味深いなと思いました。
この長い参道『糺の森(ただすのもり)』は自然のエネルギーに溢れていて、散歩しているだけで活力が湧いてきます。普段から散歩ができる地元の人がうらやましい。
近くの幼稚園の園児たちが先生に連れられて参道を散策していました。自然に触れるのを楽しむ子や先生にくっついておしゃべりする子、遅れてる子を注意する子など、みんなかわいかったです。
子どもたちの歩みはゆっくりなのでスタスタと追い抜いていくんですが、参道の末社や自然をゆっくり巡っている間に追い抜かれていきます。またそれを追い越しては、末社で立ち止まっている内に追い抜かれる、みたいなことを繰り返していました。

本殿を参拝

南口鳥居を抜けると目の前に朱色の立派な楼門が現れます。そこを越えますと下鴨神社の本殿、見事な作りの摂社末社が眼前に広がります。
息を飲むような社の美しさに魅せられながら、境内をぐるっと一周します。建物と自然の調和を感じながら一通り社を巡らせていただきました。
一周して楼門の近くまで戻ってきたところで、解除所(げじょのところ)と呼ばれる場所を発見。
白色の玉砂利が敷かれて四方にしめ縄で囲んだ結界のような場所になっていました。
その時は古殿地なのかなと思って見ていましたが、行幸や官祭の際に御祓をされる場所とのこと。
少し遠目からボォーッと見ていると、玉砂利から何か湧き上がるってくるものを感じます。目に見えるというよりは、耳の後ろとか鼻の奥で感じるようなもの、他とは違う何かをうっすらと感じます。
伊勢の外宮でもそうでしたが、大地のエネルギーは凄まじいんだと思います。穏やかな状態でいるとその大地から溢れてくるエネルギーを目や耳など五感で感じることがあります。特に人の立ち入らない場所、人の痕跡やエネルギー、念のようなものが少ないところでそう感じる気がします。
井上社(御手洗社)

そこから境内の右奥へと進み、御手洗池の橋を渡り井上社(御手洗社/みたらしのやしろ)にもお参りします。
御祭神は瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)。水や祓えにまつわる女神で、龍神や弁財天、天照大御神の荒御魂と同一視されることもあります。
大祓詞にて、禍事・罪穢れを清め洗い流す祓戸の神様として出てきます。古事記や日本書紀には登場しない謎の多いミステリアスな神様ですが、同一視される神様たちのイメージからどういった神様なのか連想されます。橋から見る御手洗と社の景観、透き通る水の流れのように美しい神様であることでしょう。
水の流れ、その声を聴きながら心も洗われたような状態になり、清々しい気分でお参りさせていただきました。うっすらかかる雲の膜から青空が透き通り、天も地も一つになったように白い空間が広がります。

その奥にある授与所にはお守りやお土産品などがたくさんありました。思わずたくさん買い物してしまいました。ここで買ったお香とてもいい匂いがしてお気に入りです。御手洗池をイメージしたというブレスレットのお守りも綺麗だったのでつい買ってしまいました。

参拝を終えて、化身を間近で見る
この後吉田神社へ行って、さらに用事もあったのであまり長居はできないなあと思いながらも、ついついゆっくりしてしまいました。
境内が広くて見どころもたくさんあるので時間に余裕をもって行くのがよさそうです。
出町柳駅に戻ったのが11時頃。2時間ほどかけて参拝したことになります。
出町柳の交差点に着いた時に、上空からトンビの泣き声がするなぁと思って見上げると、

こんな間近にいました。
御祭神の賀茂建角身命の化身である金鵄(金色のトンビ)を連想させます。
奇しくもこの後、東にある吉田神社そしてさらに東の近江に行く予定でしたので、神武東征とのシンクロニシティを感じました。
吉田神社参拝の様子は後編に続きます。そこでもシンクロニシティを感じる出来事がありましたので是非ご覧ください。
【秋の京都をゆく】下鴨神社・吉田神社参詣記〜後編〜


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