10月下旬、秋の京都をゆく参詣記の後半になります。前編の下鴨神社参拝の様子はこちらから。
前回の話の続きになります。下鴨神社を出て京阪の出町柳駅へと戻ってきました。
改めてここから吉田神社に参拝にいった話になります。

出町柳駅前の交差点にて。トンビが真上に止まって鳴いてました。
住処の山から、餌場となる鴨川が近いからでしょうか。きっと餌も豊富なんでしょう。駅のすぐ近くまで降りてきてこんな間近に見られました。
吉田神社
さて、下鴨神社から南下して出町柳駅まで戻ってきましたが、ここからは東へ進みもう一社。行きたかった吉田神社を目指します。
吉田神社の創建は859年。平安京の守護神として祀られた導き・厄除・開運の神社であります。境内には全国の神々を祀る大元宮や料理、お菓子の神様など一風変わった信仰のお社があります。
御祭神は、第一殿の健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)、第二殿の伊波比主命(いはいぬしのみこと)、第三殿の天之子八根命(あめのこやねのみこと)、第四殿の比売神(ひめがみ)からなります。
健御賀豆知命は「出雲の国譲り」において天鳥船(あめのとりふね)に乗って高天原から降りてきた雷神・剣の神様として多くの神社で祀られています。
参拝を決めたきっかけ
今回、吉田神社へ行こうと思い立ったのには理由がありました。
神社関連の書籍や小説をよく読むようになって、その中の一冊に『神様の御用人』という本があります。
普段、小説は時代ものばかり読むのですが、たまたま本屋で手に取った『神様の御用人〜見習編』を読んでその世界観が気に入って、最初から全部読もうと思って全巻揃えました。
で、その第1巻で紹介されるのですが、主人公が住んでる街の氏神神社、そのモデルとなったのがここ吉田神社だそうです。これはぜひとも聖地巡礼を兼ねて行ってみたいということで今回やってきました。

小説の中には物語の中心的キャラクターの黄金という狐の神様がいるのですが、実は今朝方すごいことが起きていたんです・・・。
神様の遣いに遭遇!?
まだ夜明け前の5時頃。始発電車に乗ろうと自転車に乗って最寄り駅まで向かっていました。
途中に川沿いの土手がありまして、電灯もない真っ暗闇の中を走っていたんです。
すると突然ガサガサッと音がして、脇の草むらからサササッと何かが目の前を横切ったんです。
自転車のライトに映ったのは、もふもふの長い尾っぽに黄金色の毛。まぎれもなく狐でした。
思わず、声をあげて喜んでしまいました。しかも、ここっていつも朝通る時にご挨拶をする神社のすぐそばだったんです。
これは神様に導かれてる、呼ばれているとにわかに確信。それから道中はずっとワクワクが止まらなかったです。
それに後日、さらに呼ばれていたことを確信する出来事が起こります。それについては後述します。
想いを胸に参拝へ
そうして神様との繋がりを感じながら出町柳駅を通り抜けて吉田神社へと向かいます。
吉田神社は京都大学のすぐそばにあります。この辺り、以前に来たことがありました。その時は近くのフランス領事館でオペラの勉強をしに来ていました。懐かしみながら知った道を歩いていき、20分ほどで吉田神社に到着。
鳥居をくぐり左手にあるのが、小説の第1話目に出てくる末社の今宮社。小説では黄金(狐の神様)が鎮座していた社になります。
実際には木瓜大明神(こうりだいみょうじん)と呼ばれる吉田村の産土神がいらっしゃいます。
平日の午前中のためか他に参拝客はおらず、静かな空間の中でお参りさせていただきました。
鳥居の階段のところには犬の散歩をしてるおばさんがいて、何とものどかな雰囲気でした。

本宮には四つの社があり、それぞれ神様がおられます。
御祭神の一柱である健御賀豆知命(たけみかづちのみこと)は厄除・開運の神様であり、地元の氏神神社の主祭神でもあるため親しみを感じます。
吉田山の各所に点在する摂社・末社には一風変わったというか、こんな神様もいるんだと興味を引くようなものが多くあります。
そうした社をのんびりと見て回りながら、大元宮へと辿り着きました。
こちらは吉田神道を象徴する神社で、八角形の社殿には日本全国の神様が祀られるという他に類を見ない珍しい神社となっています。
参拝することで八百万の神々と繋がり、さまざまなご神徳を授かることができるそうです。
参拝を終えて感じたこと
神社と一括りにいっても、その形や考え方はさまざまです。古代からの土着の信仰を今に残すもののあれば、仏教や他の宗教と習合しながら形を変えていくものもあります。吉田神道や伊勢神道などは後者になるかと思います。
時代や環境で姿を変えていくのは人間の社会も同じですし、けれどもそこには変わらない教義や道徳があるのも同じです。そんなことを思いながら参道を歩き、駅へと戻っていきました。
神様からの導きを感じたシンクロニシティ
先ほど後述するといった、神様との繋がりを強く感じる話です。
実はこの後、祖父の介護に行くために京都から滋賀の大津へ向かうことになっていました。午前中予定が空いていたので、祖父の家から行ける範囲にある神社を回ろうとして出町柳まで来ていました。
参拝を終えてJR京都駅から大津へ向かい、瀬田駅で降ります。駅近くのスーパーで買い物を済ませた後、瀬田の唐橋を通って実家へ行きました。
神様の御用人の第一巻を読んだ方はご存知だと思うのですが、1話目に吉田神社がモデルの話が出てきます。そして、3話目に出てくるのがなんと瀬田の唐橋の神様の話なんです。
実は参拝時は、まだ小説の2話目までしか読んでなくて、同じ巻に瀬田の唐橋の神様が出てくるなんて全く知りませんでした。
参拝翌日の朝、通勤の電車の中で読書していてその事実に気づきました。
すごい偶然の一致で、鳥肌がたちました。でも驚くのと同時に、あぁやっぱりこれは神様に導かれてるなぁと思いました。
瀬田の唐橋の神様はお宮参りでいった縁の深い神社でもあるので、その内に必ずご挨拶に行こうと思っています。
神社参拝すると、こうしたシンクロニシティや不思議なスピリチュアル体験をすることがあります。その度に神様とつながっていることを感じます。そして自分の心の持ちようが間違っていない、それでいいんだよと教えてくれているんだ、と思っています。

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